妥協という名の逃避か?

話題として避けて通れないので,竹島問題について少し述べたいと思います.
まず,よく2ちゃんねる辺りで貼られている小ネタジョークから.

神はまず天と地を作った。海と山を作った。そして日本という国を作った。
日本には世界一勤勉な人々と世界一うつくしい風景と世界一おいしい食べ物と世界一過ごしやすい気候を作った。
天使がいった。「神様、これではあまりに日本が恵まれすぎています!」
神はこたえた。「心配するな。隣に中国と韓国と北朝鮮を作っておいた」


まったく,この特亜3国がまともな国になるのはいつのことだろう.それに少しはまともになったとは云え,マスメディアの報道ぶりも韓国に遠慮がちで困ったものだ.特にNHK,この問題の報道の際に必ず附ける「日本と韓国,双方が領有権を主張する竹島」というフレーズは何とかならないものであろうか?
語意としては間違ってはいないものの,あまりに日本の主張をはぐらかした嫌らしい言い回しだと思う.日本の公共放送として,変なところで中立的解釈をしてもらいたくはない.こういった対立を避けたいとする不自然な善人面は,もはや女々しいだけでなく,彼らには通じないことは明白になっている.



現時点では未だ明らかではないが,為された報道から推測すると,外務省はまた過去と同じ轍を踏むものと予想される(朝日の記事).すなわち,日本側は海洋調査を止め,その結果として韓国側が六月の国際会議での提案をしないとの妥協策である.要するに,「日本は調査いたしませんので,どうか会議での提案は止めてください.」と韓国に一方的に歩み寄るという女々しい愚策である.実際には韓国とて本音として”実効支配の違法性”は認識しているだろうから,日本側には「とにかく調査は止めてくれ!,先に折れたことにしてくれたら,会議提案はしないようにするから」という形で進行するのだろうと思うが...この辺りが最も現実的な解釈だろう.何とも情けない事だが,韓国の其れこそ気○○いじみた抗議と覚悟が見えた時点で,日本の負けは確定したようなものだろう.
現在,韓国の行っている武力威嚇による竹島の支配は国際海洋法によるところの”実効支配”には該当しない.既に日本は1952年の李ライン設定時に抗議しているからだ.無論,それ以前の日本の竹島実効支配は逆に明らかなことなので,どう考えても,日本は譲歩する必要など毛頭ない(詳細に関してはToron Talker様のここを参照願いたい).
しかしながら,韓国側の主張とこれからの行為が国際海洋法上,如何に間違ったものであっても,既に彼らは強制紛争解決手続きの排除の宣言を国連に提出しているので,日本がそれを国際司法裁判所へ提訴することは出来なくなった(朝鮮日報の記事).
まさしく卑怯者としか云いようがない.こういった背景も日本は考えて上記の妥協策に出るものと思われる.とは云っても,過去,領海侵犯事件における政府側の事勿れ対応によって,数々の煮え湯を飲まされてきた海保の方々は,きっと今回の件でも同様の拿捕や拘束を覚悟しておられると思う.それでも日本のために丸腰で職務を全うしようとしている海保の方々の気持ちを政府は裏切って欲しくない.
今回は,例え韓国が上記のような卑怯な手を打っていても,国際社会に韓国の不当な竹島支配を知らしめる絶好のチャンスであることには違いない.
出来ることならば,谷内事務次官は安易な妥協策を呑まず,日本の威信にかけて韓国と戦ってきて欲しい.心から上記の予想を裏切ってくれることを願います.


(参考ブログ)



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