戦略とプロパガンダ

【上海=加藤隆則】旧日本軍による1937年の南京事件を題材にしたハリウッド映画の制作が決まり、来年12月の事件70年に合わせ、世界で同時公開されることが明らかになった。
 18日付の上海紙「文匯報」が報じた。
 同紙や制作協力する江蘇省文化産業グループによると、映画のタイトルは「南京・クリスマス・1937」で、当時、南京にいた米国人宣教師の目を通して、旧日本軍が行った中国人への殺害行為を描くストーリー。クリント・イーストウッドが監督を務め、同氏と「マディソン郡の橋」で共演したメリル・ストリープの出演が予定されている。
 中国では旧日本軍が南京を包囲した12月13日を「南京大虐殺記念日」としており、70年にあたる来年は、各種行事が行われる予定。


★★★ 桜 魂 ★★★ さんやDr.マッコイさんのサイトでも取り上げていましたが,確かにやばいですね.でも,クリント・イーストウッドって硫黄島を舞台にした『硫黄島星条旗』を日米双方の視点から作ると言った人(米版は既に製作済み)だから,この映画も日本の主張をきちんと伝えれば...ちょっと,甘いかな?・・・何せチャイナ絡みですからね.
やはり,日本の国益に影響する事象について,何らかの対応・対策を講じることができる諜報機関が必要だと思う.”内閣情報調査室”ってのがあるにはあるんだが,CIAには遠く及ばない訳で・・,こういう機関を作るためには,まずスパイ防止法を成立させてからでないと無理でしょうね.
話は変わりますが,ちょっと前にチャンネル桜の番組だったと思うんですけど,特定失踪者問題調査会の荒木氏が日本にそれなりの諜報機関が在りさえすれば,拉致被害者の居場所の特定が可能であると仰っていました.中朝国境にはそれなりのお金を出せば諜報活動してくれる協力者がいるようなことを言っておられたように思いますが,そのソースが探し出せないので,ここの所がおぼろげなんですが内容については間違いありません.井戸端会議と化した六者協議なんかにお金を使うくらいなら,こういった方策を現実に考える必要があります.
また,上の映画の件で思ったんですが,日本もいっそ割り切って北朝鮮に対するプロパガンダ映画くらい作って欲しいですね.題は”Know Your Enemy - North Korea"ってね・・・スイマセン,非現実的で.

最近,拉致問題支援者の間もすっかり,”強硬派”と”穏健派”に色分けされちゃった感があります.そんな筆者もどちらかと言えば,”強硬派”と云われるんでしょうけど,どちらの考え方にも同意できてしまう筆者はいい加減なんでしょうかねぇ.
ただ,一つ云えることは,今の政府(小泉首相)に一本筋の通った戦略が無いことだけは確かだと思います.言い換えれば,”怒り”が足らないんです.これは決して感情的な怒りではなく,”奪還するための強固な意志”のことです.これに対する考え方の違いが上記の対立を生む要因になっているのではないかと思います.
双方,明らかに他意がある奴らを除いて,”奪還”という共通の目的をもっている訳ですから是々非々で協力していきましょうよ.


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