皇統に関する話題について

最近なかなか更新できない状態ですが,まぁマッタリといきます.
3月7日に日本武道館で行われた『皇室の伝統を守る一万人大会』,大変盛況だったようで良かったです.すでに複数のサイトで大会の様子をレポートして下さっているようですが,お年を召した方が多かったようですね.以下のサイトの方,大変参考になりました.有り難うございます.

これらを拝見して思ったことは,やはり外国人の方々の視点です.彼らは日本を客観視できる立場にあると同時にご自分の国との比較も冷静に考えることが可能です.とくに金美齢女史については拙エントリーでも紹介したように,”皇統のない国の悲哀”を非常に上手く表現されていて,あらためて日本という国に生まれた幸せを実感できる非常に素晴らしい講演をされたようです.この11日にはチャンネル桜にてフルバージョンを流すようですから,実際の様子はそれを見て楽しむとします.



また,てっく氏のサイトで”旧宮家復籍キャンペーンフラッシュについて”がエントリーされています.男系皇統を護る鍵は兎にも角にも旧宮家の復籍です.このキャンペーンの詳細はサイトを見ていただくとして,これは旧宮家の複籍が決して時代に逆行するものではなく,如何に妥当性のあるものであるかを分かりやすくフラッシュ映像で紹介するものです.有識者会議は”国民に馴染まない”などの愚にもつかない理由で卑劣にもこの案を闇に葬り去ろうとしました.逆にその意図が見えるからこそ,旧宮家の復籍は最も効果の大きい策であることを晒してくれたとも考えることができます.
てっく様はこのことの重要性やその本質を非常に良く理解されている方です.筆者などはまだまだ勉強が足りないので内容についてのヘルプはできそうにありませんが,足手まといにならぬよう協力させていただこうと思っています.
よしっ!と思われた方はこのキャンペーンにご協力いただけましたら幸いです.

ところで,先の一万人大会の開催後に2ちゃんねるを見ていますと,どうもこの旧宮家の復籍を快く思っていない連中の活動が活発化してきた感があります.相当に危機感?を煽ったものと思われます(笑,特にこれ(テキスト化)これ).
これらの書き込みを見ていると,問題外のものは除いて復籍反対の理屈として一応,理解できるものも見受けられます(意外と勉強になります).例えば「ID:0o33x9Dy0」の発言で以下のものです.

812 名前: 名無しさん@6周年 投稿日: 2006/03/08(水) 15:21:20

結局さ、近代法治国家においては、憲法、法律からしか正統性は認められないわけだ。
憲法以前の自然法概念に、天皇制を組みいれるという、トンデモ思考でもしない限り、天皇の正統性は日本国憲法皇室典範に基づくとしか言えない。

858 名前: 名無しさん@6周年 投稿日: 2006/03/08(水) 15:50:18
>>845
天皇の法的正統性は憲法皇室典範によるんだよ。
皇室典範が女系を認めれば、女系が天皇になれる。
今の、男系維持か、女系容認かの議論は、
ただ単に、国民の心情的に、女系天皇が望ましいか、望ましくないかの議論でしかない。
876 名前: 名無しさん@6周年 投稿日: 2006/03/08(水) 15:58:02
>>848
大日本帝国憲法天皇を規定した段階で、
天皇の神聖性というのが、法学概念に絡めとられたんだよ。
伝統的天皇と法的天皇との二重性が出てきたわけ。
男系派は、伝統的天皇が損なわれるのに反対してるわけだが、
一般国民は、憲法によって「象徴」として存在する天皇を支持してるんだから、より伝統に即してると思われる旧宮家天皇になるより、今の天皇の子孫が天皇になることを望んでる人が多い。
法的には男系、女系どちらでも、皇室典範さえ変えれば問題ない。
あとは、心情的に望ましいか、望ましくないかの違いだけ。

915 名前: 名無しさん@6周年 投稿日: 2006/03/08(水) 16:11:56
>>906
旧宮家復帰は可能だし、皇室典範を改正すればいいだけの話。
だから、男系女系は心情的な問題ってだけ。
それをデムパ男系派が、伝統的正統性が法的正統性に勝るようなこを言うから叩かれる。男系がよけりゃ、旧宮家復帰に賛同する国会議員を増やすよう運動でもすればいい


確か”人権擁護法案”反対運動の時にもこうした”法的根拠”を持ち出して,感情論で反対する奴はアホだと言ってた人がいました.筆者が思うに,このような法的根拠論っていうのは一見正しいように見えるんですが,多分に無機的で狭隘な論理だと感じます.また,これを唱える人たちは多分,自称か他称か知りませんが法学を知っている方々なんでしょうが,少し法学概念に囚われ過ぎているように思います.勿論,筆者はこういう考え方があっても良いと思いますし,行き過ぎな感情論を戒めるという意味でも必要な論理でしょう.
しかし,先の人権擁護法の時にも結局は法学概念としての危険性は少ないが,これを推進する連中,団体の危険性を考慮して反対に回った人たちがかなりいました.今回の問題もこれと同じで,有識者会議メンバーが一定の方向に結論をもっていこうと意図したことが明らかになっている今,安易に「それもそうだなぁ」と相槌を打つわけにはいかないのです.法学って,憲法って何のためにあるのか?そんなプリミティブな事を考えて心の中でこの論に対して反論を考えていたところ,的を得た反論が後に書き込まれていました.

950 名前: 名無しさん@6周年 [sage] 投稿日: 2006/03/08(水) 16:27:24
>>812
立憲政治の本家とも言える英国の憲法不文憲法=古法の集積であることをご存知ですか?
憲法の英語が「constitution」であることはご存知ですか?
正「統」とは、法に拘束されません。
天皇正統は天皇系統の古来よりのルールにより決まる。
あなたの言うのは、法による正「当」性ですね。
それと一つ勘違いしてます。
971:名無しさん@6周年 :2005/12/12(月) 19:25:47
>>913-916
現・皇室典範は大筋において旧・皇室典範を継承したものであり、旧・皇室典範は慣習法を明文化した法典である。現・皇室典範において不明な点は慣習に遵うのが法学の常識である。

そして
967 名前: 名無しさん@6周年 [sage] 投稿日: 2006/03/08(水) 16:34:24
>>840
天皇の正統性は歴史です。
象徴としての国家の地位の正当性が憲法です。

999 名前: 名無しさん@6周年 [sage] 投稿日: 2006/03/08(水) 16:45:25
>>866
正統性はあります
法による分類は組み込めば良いだけですね。
皇族ですので。


この反論が正しいのかどうか,筆者には分かりませんが,法律の本来の意味を鑑みればこちらに理があるでしょう.その国特有の文化・伝統に基づく根本的な不文の規範が憲法になったのなら,法概念で云っても伝統的正統性は法的正当性に優るものと考えても良さそうです.そもそも舶来のGHQ押し付け憲法を殊更有り難がる必要性もないわけですが,この憲法でもって60年間きてしまった現実に対しては,これ(押し付け云々論)以外の筋の通った論拠が必要になります.
確かに”旧宮家は法的にはすでに一般人ではありますが,皇族である身分,すなわち伝統的正統性は保持しているので,復籍及び皇位継承権について何ら縛られることはない”といっても良さそうです.
まぁ他にもヘンテコリンな復籍反対論がありましたが,旧宮家の復籍に反対している人たちに共通して云えることは,何処の誰だか分からない純粋なる民間人を皇籍に入れることには無頓着なくせに上のように正当なる旧宮家皇籍復帰には反対することです.おそらく現皇室の直系以外は認めたくないと云うことでしょう,国民世論だと言いたいのでしょうが,日本の国は現国民だけのものではありません.日本は過去に生きた先人から連綿と未来の子孫に繋がる日本人すべての人たちのものです.それを移ろいやすい世論などで決めてはなりません.
このことを少しでもご理解いただくために,安易な女系容認を踏みとどまっていただくために,筆者は先のキャンペーンを始め諸々の運動に協力させていただく所存でおります.



↑日本の伝統と日本人としての誇りを破壊する↑
皇室典範の改悪に強く反対します(万世一系HPにとびます).


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