経済制裁でどっちに転ぶ?

日朝両政府間の包括並行協議は3日目の6日午前、2テーマ目の国交正常化交渉を開始した。02年10月以来、13回目となる今回の交渉では日本の植民地支配など「過去の清算」のあり方について双方の立場を述べ合うとみられる。一方、5日行われた拉致問題の協議は双方の主張が平行線に終わり、北京滞在中の8日以降に再協議する方向で調整することになった。
 6日の交渉に先立ち日本代表の原口幸市・日朝国交正常化交渉担当大使は記者団に対し「経済協力方式に双方の共通認識を確立することを目指したい。過去の清算は先方が強く期待しているが、それは国交正常化の枠内でしかできず、国交正常化は拉致問題などの解決がなければ難しい」と語った。
 北朝鮮代表の宋日昊ソン・イルホ)大使は記者団に「過去の清算は歴史的、道徳的に必ず解決されなければならない問題だ。今日、日本側がこうした歴史的残滓(ざんし)を清算する意思があるのかないのか確認しようと思う。日本の経済協力問題、在日朝鮮人地位問題、文化財返還問題が論議されると信じている」と述べた。
 正常化交渉を重視する北朝鮮側は交渉で、(1)日本の植民地支配に対する謝罪(2)「過去の清算」としての補償(3)在日朝鮮人の法的地位の改善を求めるとみられる。

(以下略)


イライラしますね.いちいち,北の言う妄言にのって相手の術中に嵌ってどうする.北にとっては日本の贖罪意識の刺激と時間稼ぎという,一言で2倍美味しい姑息な戦法のつもりなんでしょう.
まぁ,協議は外務官僚がやってる訳ですから,政府の現方針に則ってやるしかない事は理解できます.ですが,昨日TVニュースで梅田参事官はインタビューを受けて,「拉致問題は日本の最大の関心事」と答えていましたが,関心事って一体どういう意味でしょう?せめて,”国難だ”って答えるくらいの決意をみせて欲しいですね.
こんな認識では,命の掛かっている?北の交渉者に見透かされても仕方ない気がします.

ところで,昨日の”たかじんのそこまで言って委員会”で,ゲストの李英和氏が金正日率いる国防委員会について,以下の意のことを仰ってました.
「金本人を除いて10人のメンバーのうち,”拉致問題は解決済み”派と”国益のためには返そう”派がちょうど半々となっているので,内部でも鬩ぎ合いがある」.
「如何に”返そう派”を増やすかが鍵」.
李英和氏の日頃の言論活動については全面的に賛成できかねるところもあるが,こと,北朝鮮に対する対応についてはほぼ同意できる.
氏は経済制裁の時期を逸したと言われたが,まだ(発動の)チャンスはあるとも言われた.
実際にその通りで,この協議で”これ以上,進展がなければ発動の検討をする”ではなく,”拉致被害者を全員帰さなねば即刻,制裁の発動をする”とはっきりと断言するべきだと思います.
筆者はこの毅然たる態度が”拉致問題は解決済み”派を減らすものと信じたい.



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