もののふのこころ


以下は言われ無き汚名を着せられて,それでもなお,軍人として,日本人として立派に散って逝かれたお二人の有名な辞世の句です.ご存じの方も多いことと思います.

向井敏明 辞世

我は天地天命に誓い捕虜住民を殺害せる事全然なし。
南京虐殺事件等の罪は絶対に受けません。死は天命と思い日本男児として立派に中国の土となります。
然れ共魂は大八州島に帰ります。我が死を以って中国抗戦八年の苦杯の遺恨流れ去り、日華親善、東洋平和の因となれば捨石となり幸ひです。
中国のご奮闘を祈る。日本の敢闘を祈る。
中国万歳
日本万歳
天皇陛下万歳
死して護国の鬼となります。

野田毅 死刑に臨みて

俘虜、非戦闘員の虐殺、南京虐殺事件の罪名は絶対にお受け出来ません。お断り致します。
死を賜りました事については天なりと観じ命なりと諦め、日本男児の最後の如何なるものであるかをお見せ致します。
今後は我々を最後として我々の生命を以って残余の戦犯嫌疑者の公正なる裁判に代えられん事をお願い致します。
宣伝や政策的意味を以って死刑を判決したり、面目を以って感情的に判決したり、或いは抗戦八年の恨み晴らさんが為、一方的裁判をしたりなされない様祈願致します。
我々は死刑を執行されて雨花台に散りましても貴国を怨むものではありません。
我々の死が中国と日本の楔となり、両国の提携となり、東洋平和の人柱となり、引いては世界平和が到来することを喜ぶものであります。
何卒、我々の死を犬死、徒死たらしめない様、これだけを祈願致します。
中国万歳、
日本万歳、
天皇陛下万歳


戦争ですから,当然戦闘員は殺してますよ.
でもね,お二人もお書きになっているように,遊び半分のゲームでもって,人を惨殺したなんてことは断じてないことを筆者は信じます.
考えてもみて下さい.今これから,言われ無き罪で処刑されようという時に,こんな事言えますか?
しかも,処刑しようとしている中国のことまで慮っている.

まさしく,彼らは”もののふ”でした.

ひとたび自分の運命を悟れば,決して狼狽えることなく,公のために犠牲になることを厭わない.

所謂”百人斬り”の真偽については未だに左右両翼からの論争・検証が続いてますし,客観的に検討できるほどの能力が筆者にはありませんので,ロジカルな物言いを述べることはできません.
ですが,つい60年程度前まではこんなに素晴らしい”もののふのこころ”をもった方々が確かに存在した.

この事実だけで十分,日本人としての誇りが保てます.

一昨日前にも書きましたが,今の日本人には,この誇りの足りない人若しくは持とうとしない人が多すぎます.特に,日本を動かすことの出来る方々の中に多すぎます.
こんなところに,今の日本を良い方向にもっていくヒントが隠れているように強く感じています.

左側にいる方々も,上の句をよく読んで下さい.
これこそ究極の平和主義者の至言であることが分かると思いますよ.


*百人斬りに関して,あちら側の人間もこんな事(ページの一番下)言ってます.

しかし,ホンカツって結構左巻きにも嫌われてるんですね.

また,裁判に関してはこの人が言っている事,悔しいが言えてるんですよ.
裁判の争点は百人斬りの真偽ではなくて,名誉毀損ですからね.
でも是非,次の公判では勝利を勝ち取って欲しいです.


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