彼らはどんな月を観てるのか

神はサイコロを振らない”なんて云うタイトルのドラマがあるようですが,同じようにアインシュタイン量子論を皮肉って言った科白,”私が見ていない時は,空にかかる月は存在しないのでしょうか?”は前者ほど知られてはいないようです.


観測という行為が事象を確定する.この確定の仕方(思考実験:シュレディンガーの猫)には諸説あるようですが,そんな小難しい解釈論はさておいて,アインシュタインの放つ言葉は宗教的,哲学的で示唆に富んでますよね.きっと,彼は神の作り給うた世界が確率論なんかで支配されているのが,解ってはいても,厭で堪らなかったんだと思います.

彼の科学に対する考え方の是非は様々でしょうが,少なくとも彼にとっての事象世界には絶対に侵してはならない領域というか,畏怖する存在があったんでしょう.
まただからこそ,彼は日本という国の本質を見事に捉えた以下の言葉を我々に贈ってくれたものと思います.

世界の盟主,
近代日本の発達ほど,世界を驚かしたものはない.
この驚異的な発展には,他の国と異なる何ものかが
なくてはならない.
果せるかなこの国の三千年の歴史がそれであった.
この長い歴史を通して,一系の天皇をいただいている
ということが今日の日本をあらせしめたのである.
私はこのような尊い国が世界に一ヶ所位なくては
ならないと考えていた.
なぜなら世界の未来は進むだけ進み,その間幾度か
戦いは繰り返されて最後には戦いに疲れる時がくる.
その時,人類はまことの平和を求めて世界的な盟主
を挙げねばならない.
この世界の盟主なるものは武力や金力ではなく,
凡ゆる国の歴史を抜き越えた最も古く,また
尊い家柄でなくてはならぬ.
世界の文化はアジアに始まってアジアに帰る.
それはアジアの高峰 日本に立ち戻らねばならない.
我々は神に感謝する.
我々は日本という尊い国を作って置いてくれたことを・・・

如何に彼が途轍もない洞察力を持った天才科学者であろうと,所詮,異国の人です.
こんな有り難い言葉を贈ってもらった当の日本人が上の言葉を蔑ろにするようなことを,拙速にやって良いはずがありません.

どうか今一度,万世一系の意味を良くお考えになって皇室典範の改正に望んでいただきたいと存じます.

・・・という駄文を少し利用して,自民党,官邸その他にメル突でもやってみようと思います.

超微力ながら・・・,


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